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引き継ぎは、まだ関わっているうちに
年度の下期に入りました。年末や年度末に向けて、人の動く季節が近づいてきます。異動、退職、育休。理由はさまざまです。そのたびに出てくるのが、引き継ぎという作業です。
引き継ぎ書は、たいてい辞める直前に書かれます。急いで書いたものは、手順だけが並びます。なぜそうしているのか、という部分が抜け落ちます。残された側が困るのは、だいたいそこです。
無理もないのかもしれません。書く人は、もうその仕事に戻らないからです。退職なら完全に、異動でも関わりはずっと薄くなります。自分がこれから使わないものを、細かく書くのは難しい。責める話ではなく、そういうものだと思います。
生成AIを入れたときも、同じ壁に当たります。社内の資料を読ませれば答えてくれる、と期待します。けれども、文字になっていないことは読ませられません。ベテランの頭の中にあるうちは、AIにも渡せないのです。
だとすれば、引き継ぎは辞める人に任せる作業ではありません。日ごろから、判断の理由を一行添えておく。例外の処理を、なぜそうしたかごと書き残しておく。まだその仕事に関わっているうちなら、書く理由があります。そうして残ったものは、人にもAIにも渡せます。
Riogmaは、人が替わっても続いていく仕事のかたちづくりに、これからも伴走していきます。